カラダにいい住まい
こんにちは。
サンロク八戸店です。
最近、特殊な防蟻材を開発しているメーカーのセミナーを受講しました。
建築で使用される薬剤について、
シックハウス症候群の制限薬剤になったものとして、有名なものは塗装材の溶剤のほかに
家具、合板などの防腐や接着材にホルムアルデヒド、
また防蟻材として使用されていたクロルピリホスがあります。
クロルピリホスは、
強い防蟻作用の代償として生物毒性が高いため今では全面使用禁止となっています。
現在使用されている防蟻剤も危険性は低いでしょうが、
ホルムアルデヒドやクロルピリホスもかつて認定薬剤だったことを考えると
将来に渡って完全に安全かは正直なところ分かりません。
家の木材の保護と住まい手の健康のため、より安全な防蟻材として開発されたのが『アンダープロテクト』。
液状化した炭で家の土台や基礎ををコーティングする物です。
ただの炭であって、そもそも殺虫剤ではないので安全。
効果の原理は、
白アリが『炭を食べようとしない』ため餓死するというものだそう。
当たり前と言えば当たり前な気がしますが、ブログ文末も見てください。
メーカー実証実験済みです。
https://www.artech-c.co.jp/product/sumiunderprotect.html
先人の知恵、感心しますね。
他の防蟻材としてホウ酸もあります。
ホウ酸ももともと毒や殺虫剤ではないので、他の薬剤を混合してなければ安全ですね。
一定量食べればアリが(消化不良的な感じで)死ぬという仕組みのようです。
食べないと効かない点と、水に弱く屋外土壌処理には使用できませんが、
両者とも上手く組み合わせて使用することがベストだと思います。
安全性の高い建築材料はまだまだ進化する分野だと思います。
サンロクでは施工に際し、土台や柱立上り防蟻に『アンダープロテクト』を使用しています。
家族の健康は何よりの財産です。
見えないところにも気配りを。ぜひサンロクでの建築お申込み下さい。
PS:白アリは板状発砲断熱材やコンクリートにさえ穴をあけます。
木材のように食べて消化する訳ではないのですが、巣作りや通路確保のためにそういった行動をするそうです。
それを知ると、”炭”の白アリ忌避効果はすごいと感じます。